【プレストレストコンクリート】緊張力与えて引張力を高めてひび割れ抑制

コンクリート工事

緊張力与えて引張力を高めてひび割れ抑制!

プレストレストコンクリート

 

プレストレストコンクリートについての解説とプレストレストコンクリート製造方法のプレテンション方式とポストテンション方式について解説します。

 

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プレストレスト コンクリートとは

 

プレストレスト コンクリート(Prestressed Concrete)のことで、あらかじめ応力を与えられたコンクリートという意味です。

 

プレストレスト コンクリートの技術を用いることによって、コンクリートの弱点である引張には弱い所を改善できます。

 

鉄筋コンクリートは引張りに対して鉄筋を使用することで補強する工法ですが、プレストレストコンクリートは緊張力与えることによってコンクリートのひび割れ発生と荷重の関係を強化する事が出来ます。

 

プレストレスト コンクリートはひび割れを発生させないための構造になっているのでコストが高く、ひび割れの発生を許容しないために大きな緊張力与える必要があります。

 

プレテンション方式とポストテンション方式

 

PCの製造方法はプレテンション方式ポストテンション方式があります。

 

プレテンション方式

 

コンクリート打設前後の硬化前にPC鋼線に引張力を与え緊張をし、コンクリート硬化後にPC鋼線の緊張を開放することでPC鋼線にストレスを導入する方式です。

 

工場でのPC製品を製造時に使用することが多く、工場で製作するので品質が安定しています。

 

ポストテンション方式

 

コンクリートにPC鋼線を入れるためのダクトを設置して、コンクリートが十分に硬化後ダクトにPC鋼材を通しジャッキで引張力を与え緊張し、ダクトの空洞部分にはグラウトを注入して一体化させる方式です。

 

現場で施工時に使用することが多く、大きさに制限がないので橋など大型の構造物にも使用できます。

 

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