コンクリートは打設してから
強度が出るまでの間は養生が必要!
コンクリートは、主要材料であるセメントの水和反応により強度が発現して硬化します。
温度条件や乾燥による水分の不足によって十分な反応が行われず、強度が期待するほど発現しないことがあります。
コンクリート打ち込み後、養生マットまたは水密シートにより被覆、散水、噴霧養生などによる湿潤養生を行います。
【現場監督】施工管理や一級建築士試験の試験に役立つ知識のまとめ
養生期間
セメントの種類 | 一般及び標準 | 長期 |
早強ポルトランドセメント | 3日以上 | 5日以上 |
普通ポルトランドセメント | 5日以上 | 7日以上 |
その他のセメント | 7日以上 | 10日以上 |
湿潤養生期間に関わらずコンクリートの圧縮強度が下表を満足することが確認されれば湿潤養生を打ち切ることができます。
養生が不要になる強度
セメントの種類 | 一般及び標準 | 長期 |
早強ポルトランドセメント | 10以上 | 15以上 |
普通ポルトランドセメント |
寒冷期においてはコンクリートを寒気から保護し、打ち込みが少なくとも5日以上はコンクリート温度を2度以上に保たなければなりません。
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