【シーリング防水工事の現場施工】外壁の目地や屋根の防水工事

防水工事

外壁や屋根に使用される防水材!

シーリング防水工事の現場施工について解説

 

シーリング防水工事について用語、施工環境、シーリング材の充填方法についてまとめたので解説します。

 

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用語

 

プライマー

 

被着面とシーリング材との接着性を良好にするためにあらかじめ被着面に塗布する材料です。

 

マスキングテープ

 

施工中に被着体の汚染防止と目地縁の通りを良く仕上げるために使用する保護テープです。

 

モジュラス

 

シーリング材に一定ののびを与えた時の引張力です。

 

ALC など被着面の強度の低い被着体にはシリコン型などの高いモジュラスのシール剤を使用すると表面を引っ張って ALC 用破損してしまう恐れがあるので一般にアクリル系などの低モジュラスシール材を使用します。

 

シーリング材の施工条件

 

降雨、積雪、強風時には施工していけません。

 

作業環境は気温15℃〜25℃湿度80%未満が適当です。

 

工程

 

  1. 被着体の清掃
  2. バックアップ材を充填する
  3. マスキングテープ張り
  4. プライマーを塗布する
  5. シーリング材を充填する
  6. ヘラ仕上げ
  7. マスキングテープを直ちに除去する
  8. 目地周辺を清掃、養生して終了です

 

シーリング材の充填方法

 

シーリング材は目地の交差部、コーナー部から充填して行きます。

 

打ち継ぎ箇所は目地の交差部、コーナー部を避けそぎ継ぎとします。

 

異種シーリング材の打ち継ぎの目地を次表に示します。

 

先打ち\後打ち シリコーン 変性シリコーン ポリサルファイド ポリウレタン
シリコーン × × ×
変性シリコーン 要確認 要確認
ポリサルファイド
ポリウレタン

 

○打ち継ぐことができる。

 

△カットして新しい面を出し専用プライマーを使用すれば打ち継ぐことができる。

 

✕打ち継ぐことができない。

 

目地設計

 

ワーキングジョイント

 

ワーキングジョイントとはカーテンウォールのパネル周りの目地のように試着体の動きが予想されるジョイントです。

 

その場合、シーリング材の損傷を防止するために2面接着とします。

 

ワーキングジョイントの主なものはPC板の目地ですがこれに使用するシーリング材の種類は反応硬化2成分形のポリウレタン系シーリング材が用いられます。

 

シーリング材の充填深さが10㎜を下回るような場合は、材料の耐久性が悪くなるので充填深さを最低10㎜以上確保し、防水目地幅に対して1/2以上とします。

 

3面接着を避けるためにバックアップ材又はボンドブレーカーをが用いられます。

 

ノンワーキングジョイント

 

ノンワーキングジョイントとはコンクリートの打ち継ぎ目地のように被着体の動きが予想されないジョイントです。

 

その場合、水の道を遮断するために3面接着とします。

 

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