昔から使われる瓦屋根の種類!4つのメリットと2つのデメリット解説

屋根

昔から使われる瓦屋根の種類と

4つのメリット、2つのデメリット

 

日本人になじみのある瓦は寺、古民家などさまざまな所に日本瓦が使われ、また洋風の家にあう瓦もあります。

 

材料は粘土を使って焼き上げ、釉薬を使って表面をコーティングした瓦と無釉薬の素焼き瓦の2種類に大別されます。

 

瓦屋根の種類とメリット、デメリットについて解説します。

 

家づくりに必要な屋根材の選び!4種類の屋根材について解説します。

 

メリット

 

耐久性に優れ、補修が簡単にできる

 

屋根瓦は粘土を焼いて作られた屋根材なので、非常に丈夫で経年劣化もほとんどないな素材です。

 

紫外線や雨水の影響を受けにくく、色あせやサビといった劣化症状が起こりにくいです。

 

割れたりヒビが入っても1枚単位で交換が可能なので費用も少なくて済みます。

 

防音性が高い

 

雨降りの時には素材自体からあまり音が出ないことと、瓦と屋根の下地との間に空間ができるので外の音が伝わりにくく遮音効果が高くなります。

 

断熱性が高い

 

瓦は素材自体に断熱性があるうえに空気層があることによって外の熱が室内に伝わりにくいので、夏は室内を涼しく、冬は温かく保つことができます。

 

空気層があるので湿気がこもりにくくなり、瓦自体に断熱性があるので結露が発生しにくいです。

 

デザイン性が高い

 

和風の建築においては瓦を使用することでずっしりとした重厚感を演習することができます。

 

さまざまなデザインやカラーの瓦が販売されていて日本瓦だけでなく洋風のデザインにも対応しています。

 

デメリット

 

耐震性が低い

 

建物の屋根は、重いと耐震性が低くなります。

 

屋根が重ければ建物の重心が高くなるため、地震の際に発生した揺れの影響がより強くなり、壁や柱などに高い負荷がかかってしまいます。

 

初期費用が高い

 

屋根瓦は1枚1枚手作業で張り付けていくので手間がかかり施工費用は高めです。

 

瓦の種類

 

陶器瓦

 

引用:栄四郎瓦株式会社公式サイト

 

陶器瓦は粘土を瓦の形に型取り、釉薬(うわぐすり)をかけて高温で焼き上げた瓦のことです。

 

J型(和形)、F形(平板)、S形などの形状があり、色の種類もたくさんあります。

 

家のデザインに合わせ、和風にも洋風にも使用できます。

 

瓦の表面が釉薬でコーティングされているため水が浸み込まず、ほぼメンテナンスフリーであることも優れた点です。

 

耐用年数 60年程度

 

いぶし瓦

 

引用:栄四郎瓦株式会社公式サイト

 

粘土を瓦の形に削り、素焼きと蒸し焼きをしてから塗装した瓦です。

 

いぶすことで表面に炭素の膜が生じ、銀色の渋みのある美しい色合いがでます。

 

古くから日本建築の屋根には欠かせない瓦でお城や寺社などにも使用されています。

 

耐用年数 40〜50年

 

素焼き瓦

 

引用:栄四郎瓦株式会社公式サイト

 

粘土を焼いて塗装をせずにそのまま使用するので粘土独自の色あいである朱色は暖かみがあり落ち着きを与えます。

 

耐用年数 40〜50年

 

【屋根材の種類と特徴】失敗しない屋根材選びで知っておきたいこと
住宅を建てる時に屋根材にこだわる人は少ないように感じますが屋根は住宅にとって重要です。 屋根材選びは、色や形などのデザイン以上に、耐震性、耐久性、メンテナンス性、を重視して選ぶことが大切です。

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