意外に知らない?コンクリートとモルタルとセメントの
違いについて!
コンクリートとモルタルとセメントの違いについて成分・構成の違いや用途に合わせた使い分けについて解説します。
セメント
石灰石を主成分として、粘土、けい石、酸化鉄、石膏(せっこう)が使われています。
これらの成分を細かく砕き、焼いて粉末にした粉状です。
セメントは水を加えて練ることで化学反応が起こり固まる性質があります。
セメントはコンクリートやモルタルを作るための材料です。
コンクリート
構成
セメント、水、細骨材(砂)、粗骨材(砂利)から構成されます。
(モルタルとの違いは砂利の有り無しです)
用途
主に建物の躯体建物、基礎、土間や土木工事の舗装、擁壁、ダム、橋など強度が必要な用途に使われます。
建築・土木工事に使用されることが多いので一度に大量のコンクリート注文が可能な生コンを使用することがほとんどです。
現場にミキサー車で運ばれた生コンは固まりやすい夏場で練り混ぜから90分以内に流し終わらなければならないのでポンプ車や油圧シャベルを使用して短時間で打ち込みます。
生コンクリート(生コン)
正式名称はレディーミクストコンクリート(Ready Mixed Concrete)と呼ばれ、整備されたコンクリート製造設備をもつ工場で製造されミキサー車で施工現場に配達される固まっていないコンクリートの通称です。
モルタル
構成
セメント、水、細骨材(砂)から構成されます。
(コンクリートとの違いは砂利の有り無しです)
用途
主に左官の仕上げやブロック、レンガの目地に使われます。
左官仕上げ壁や床、ブロック、レンガの組石に使用されることが多く、作業に時間を要するので固まる前に使いきれる量を職人自ら練って作ります。
職人が用途に合わせてセメント、砂、水の量を調整して作業性(柔らかさ)、強度、見た目の仕上がりを変えることができます。
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