防火材料は、不燃材料、準不燃材料、難燃材料の
3つに分類されます。
不燃材料、準不燃材料、難燃材料について解説します。
不燃材料
通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間以下の3つの要件を満たす材料
・燃焼しないこと
・防火上、有害な損傷(変形、溶接、き裂など)を生じないこと
・避難上、有害な煙またはガスを発生しないこと
- コンクリート
- れんが
- 瓦
- 陶磁器質タイル
- 繊維強化セメント板
- 厚さが3mm以上のガラス繊維混入セメント板
- 厚さが5mm以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板
- 鉄鋼
- アルミニウム
- 金属板
- ガラス
- モルタル
- しっくい
- 石
- 厚さが12mm以上のせっこうボード(ボード用紙原紙の厚さが0.6mm以下のものに限る。)
- ロックウール板
- グラスウール板
準不燃材料
通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間以下の3つの要件を満たす材料
・燃焼しないこと
・防火上、有害な損傷(変形、溶接、き裂など)を生じないこと
・避難上、有害な煙またはガスを発生しないこと
第1
- 不燃材料のうち通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間建築基準法施行令第108条の2各号に掲げる要件を満たしているもの
- 厚さが9mm以上のせっこうボード(ボード用紙原紙の厚さが0.6ミリメートル以下のものに限る。)
- 厚さが15mm以上の木毛セメント板
- 厚さが9mm以上の硬質木片セメント板(かさ比重が0.9以上のものに限る)
- 厚さが30mm以上の木片セメント板(かさ比重が0.5以上のものに限る)
- 厚さが6mm以上のパルプセメント板
第2
- 不燃材料
- 第1第2号から第6号までに定めるもの
難燃材料
通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後5分間以下の3つの要件を満たす材料
・燃焼しないこと
・防火上、有害な損傷(変形、溶接、き裂など)を生じないこと
・避難上、有害な煙またはガスを発生しないこと
第1
- 不燃材料のうち通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間建築基準法施行令第108条の2各号に掲げる要件を満たしているもの
- 難燃合板で厚さが5.5mm以上のもの
- 厚さが7mm以上のせっこうボード(ボード用原紙の厚さが0.5mm以下のものに限る。)
第2
- 準不燃材料
- 第1第2号および第3号までに定めるもの
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