家づくりに必要な住宅に使われる
5種類の床材についてのまとめました。
住宅に使われる床材として多いのが、フローリング、タイル、畳、カーペット、クッションフロアです。
各室の用途や使い勝手など考慮して生活する上での快適性や掃除やメンテナンスのしやすさなどを知ったうえで床材を選ぶことが大切です。
家を建てる時に知っておきたい知識が、バッチリわかる記事のまとめ
家を建てる時に知っておきたい知識が、バッチリわかる記事のまとめ
フローリング
木質フローリングは大きく分けて、無垢材と複合フローリングに分けられます。
無垢材
無垢材とは、切り出した天然木の一枚板を加工した床材のことです。
空気を多く含んでいるので保温性や断熱性が高いことや湿気の多い季節は湿気を吸収し、乾燥する季節は排出する調湿作用もあります。
自然素材なので経年とともに色やツヤに味わいが出るのを楽しむことができます。
複合フローリング
複合フローリングは、合板の表面に化粧材を張り合わせたもので突板タイプと化粧シートタイプに分類することができます。
突板タイプ
薄く削った天然木の単板を用いたものを合板などの表面に化粧材として貼り付けたものです。
種類もさまざまで商品によっては無垢材のフローリングと区別のつかないものもあり無垢材より安価で無垢材のような風合いをたのしめます。
化粧シートタイプ
樹脂フィルムやオレフィン、紙などのシートに木目柄や石目柄を印刷したものを合板などに張り合わせたものです。
品質や仕上がりが均一で、施工性に優れて安価です。
印刷技術の進化によって、本物と見分けが付かないようなシートフローリングが開発されています。
ビニル系の床材
クッションフロア
ポリ塩化ビニルを用いた長尺の床材です。
耐水性に優れ、汚れも落しやすい素材なので、キッチンや洗面所などの水まわりに多く用いられています。
クッション材が裏側に付いているので適度な弾力性もあります。
種類が豊富でフローリング柄や大理石柄、タイル柄などあり防カビ加工を施したものや抗菌や消臭機能を持つ機能性の高いものもあります。
長尺シート
表面が硬く丈夫で耐久性や耐摩耗性に優れています。
ショッピングモール、学校の廊下、病院などによく使われています。
シートが薄くて硬いのでシートを張る下地が凸凹していると仕上がりが悪いのできちんとした下地作りが必要です。
Pタイル(コンポジションビニルタイル)
塩化ビニル樹脂などの原料を練り合わせ、薄く板状に延ばしてタイル状に加工した素材ごとの層がない単層構造の四角い床材です。
表面の模様は単層構造特有の筋やまだら模様を生かして石目や木目などの柄を表現しています。
塩ビの無垢材なので表面の小さなプツプツとした気泡があり焼き物タイルの様なデザイン構成ができます。
単層構造なので、深い傷が付いても表面の色が変わることはありません。
建築業界ではPタイルと呼ぶことが多いです。
フロアタイル(ホモジニアスタイル)
硬質塩ビ系の素材の基材に豊富な種類のデザインが施された化粧シートがプリントされ、それを保護するクリア層が表面に貼られています。
柄やバリエーションが豊富で素材感をリアルに表現した凹凸加工もできるのでいろいろな空間を演出できます。
カーペット
ロールカーペット
織物または敷物の総称で保温性や吸音性も優れた素材です。
足触りも柔らかく温かみがあるので足元から冷えてくるのを防いでくれます。
天然素材の風合があり保温性や防火性があるウールカーペットや防カビ・防虫性に優れるナイロンやアクリルなどの合成繊維の素材があります。
タイルカーペット
正方形につくられたタイル状のもの並べる簡易な建材です。
汚れた部分だけを取り換えることができるので汚れやすい部屋でも簡単にメンテナンスができます。
タイル
耐久性、耐水性が高く、色やデザインなどが豊富で重厚感のある素材です。
タイルの重厚感や高級感が空間の雰囲気の印象を良くしてくれるので玄関などお客さんが必ず目する場所でよく使われます。
汚れも付きにくく掃除も簡単でメンテナンス性が非常によいです。
畳
畳は、昔からある馴染みのある床材です。
畳床に昔ながらの稲わらを用いた本畳のほか、畳床にポリスチレンフォーム板などの断熱材を用いたものなどもあります。
畳表にイグサを使用するのですが最近は和紙、麻を用いた商品なども増えカラーバリエーションも揃っていて畳縁のない正方形のタイプなどモダンな空間の演出もできます。
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