水回りに使われるビニル系床材の
4種類の材料とメリットとデメリット
ビニル系の床材について住宅ではトイレ、脱衣所、キッチンなど水回りの掃除がしやすい場所でよく使用されます。
ビニル系床材についてもさまざまな種類があるので特徴を理解して床材選びに役立てましょう。
【床材の種類】フローリング、カーペット、クッションフロア、タイル、畳
クッションフロア
ポリ塩化ビニルを用いた長尺の床材です。
耐水性に優れ、汚れも落しやすい素材なので、キッチンや洗面所などの水まわりに多く用いられています。
クッション材が裏側に付いているので適度な弾力性もあります。
種類が豊富でフローリング柄や大理石柄、タイル柄などあり防カビ加工を施したものや抗菌や消臭機能を持つ機能性の高いものもあります。
メリット
デザインが豊富
商品の数が多くデザインや色なども多くの種類の中から選ぶことができるのでイメージに合った部屋を作れます。
貼替が安価
クッションフロアの素材の価格が安いので張り替えの時でも比較的に安く工事ができます。
足触りが良い
クッション性のある素材なので素足で歩くと感触が良いです。
汚れに強い
クッションフロアーは表面がビニールなので汚れが染み込むことがなく拭き取れば掃除できてしまいます。
デメリット
耐久性が弱い
クッションフロアーは水に強いので水回りのスペースに使うことが多いですが脱衣所のような湿気が多い場所では接着力が弱まり隅から剥がれしまうことがあります。
素材がビニールでクッション性がある柔らかいものなので重い物を置くとへこんだり家具を引きずってしまうと破れてしまいます。
見た目が安っぽい
建材自体はビニールにプリントしたものなのでフローリングやタイルや石目調のデザインを選んでも近くで良く見るとプリントだということは明白です。
TOLI CFシート-H
TOLI CFシート-P
TOLI CFシート-H
長尺塩ビシート
表面が硬く丈夫で耐久性や耐摩耗性に優れています。
ショッピングモール、学校の廊下、病院などによく使われています。
シートが薄くて硬いのでシートを張る下地が凸凹していると仕上がりが悪いのできちんとした下地作りが必要です。
メリット
耐久性が高い
長尺シートは表面が硬く丈夫で耐久性や耐摩耗性に優れるので商業施設や病院まで様々な用途の施設で使用できます。
機能性が高い
防水性や耐薬性、耐油性、耐熱性に優れたものなど様々な商品があるので用途に合わせて選択することができます。
メンテナンス性が高い
長尺シートは汚れが沁み込まないので清掃が簡単にできます。
ワックスが要らない商品もあるのでメンテナンス性に優れています。
デザイン種類が多い
製品の種類が豊富なので建物の用途に合わせたデザインにすることができます。
デメリット
コストが高い
素材そのものの価格も高く施工も下地処理がしっかりできていないと仕上がりに影響するので工事コストも多めにかかり、全般的にコストが高めになります。
TOLI 消臭NSトワレNW
TOLI NSフラッティ
TOLI フロアリューム プレーンNW
Pタイル(コンポジションビニルタイル)
塩化ビニル樹脂などの原料を練り合わせ、薄く板状に延ばしてタイル状に加工した素材ごとの層がない単層構造の四角い床材です。
表面の模様は単層構造特有の筋やまだら模様を生かして石目や木目などの柄を表現しています。
塩ビの無垢材なので表面の小さなプツプツとした気泡があり焼き物タイルの様なデザイン構成ができます。
単層構造なので、深い傷が付いても表面の色が変わることはありません。
建築業界ではPタイルと呼ぶことが多いです。
メリット
耐久性が高い
比較的堅くて耐久性や耐磨耗性に優れていて、耐水性、耐薬品性に優れていています。
傷が目立たない
単層である為摩耗しても柄が変わらないので傷がついても目立ちにくいです。
デザインが自然
塩ビの無垢材なので意匠性はあくまでもスタンダードですが柄や色のパターンは豊富にあり目立ちすぎない自然な仕上がりにできます。
デメリット
つなぎ目が多い
素材自体は耐水性に優れていますがタイル状の形なので素材どうしの隙間に水が染み込むと下地が痛むので濡れたらすぐ拭くことが大切です。
TOLI マチコV
TOLI スレートスクエア
TOLI リフライプ
フロアタイル(ホモジニアスタイル)
硬質塩ビ系の素材の基材に豊富な種類のデザインが施された化粧シートがプリントされ、それを保護するクリア層が表面に貼られています。
柄やバリエーションが豊富で素材感をリアルに表現した凹凸加工もできるのでいろいろな空間を演出できます。
メリット
デザインが豊富
化粧シートがプリントなのでデザインや色なども多くの種類の中から選ぶことができるのでイメージに合った部屋を作れます。
防水性が高い
防水性に優れているので水や油がこぼれても簡単に拭きとることができます。
デメリット
つなぎ目が多い
素材自体は耐水性に優れていますがタイル状の形なので素材どうしの隙間に水が染み込むと下地が痛むので濡れたらすぐ拭くことが大切です。
傷が目立つ
複層構造になっているので表層のプリントが削れると基材が見えてしまうので傷が目立ってしまいます。
TOLI ロイヤルウッド(100㎜×900㎜)
TOLI ロイヤルストーン(ロイヤルストーン・モア)(450㎜×450㎜)
TOLI ロイヤルストーン(ロイヤルストーン・モア)(600㎜×600㎜)
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