【クロス(壁紙)】5種類の素材と工事の流れやメリット、デメリット解説

内装材

クロス(壁紙)!5種類の素材と工事の流れやメリット、デメリット解説

 

クロスは壁紙のことで近年の内装仕上げ材で最も普及している内装仕上げの方法です。

 

クロスは上から貼るだけで下地を隠し、表面を化粧することができるという装飾性と、安価でスピーディーに工事ができるという経済性を兼ね備えた仕上材です。

 

クロスについて5種類の素材と工事の流れやメリット、デメリットを解説します。

 

【内装の種類】内装に使われるボード材と壁仕上げ材の種類を解説

 

クロス(壁紙)の5種類

 

ビニルクロス

 

ビニル素材は加工しやすく、プリントやエンボス加工(凸凹加工)によって様々なデザインのビニールクロスがあります。

 

ビニル素材のものは、紙や布に比べて施工が簡単でコストも安く現場の貼り付け作業も比較的短期間ですむので経済性も高く様々な建物の内装に使用されています。

 

 

引用:株式会社サンゲツ

 

織物壁紙

 

レーヨン、絹、麻などの織物が使われている壁紙です。

 

織物ならではの高級感、重厚感を持った壁紙で、色柄とも豊富で柔らかで暖かみのある風合いが特徴です。

 

破れにくく頑丈で、水に濡れても伸びにくいという性質があります。

 

 

引用:株式会社サンゲツ

 

オレフィン壁紙

 

オレフィンは、ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料とし燃やしても有害ガスの発生がほとんどない環境に優しい素材です。

 

施工性、安定性、意匠性においても、最もビニール壁紙に近いクオリティの壁紙で汚れに強く水拭きもできます。

 

 

引用:株式会社サンゲツ

 

珪藻土壁紙

 

珪藻土を使用した壁紙で調湿作用があり防火性に優れており塗装した壁のような味わいのある風合いがあります。

 

 

引用:株式会社サンゲツ

 

紙壁紙

 

紙を主要素材にした壁紙で環境や健康への配慮がなされている素材です。

 

和紙のクロスなら和の空間を演出できますし、輸入物の洋紙であればヨーロッパ風のデザインや色合い雰囲気を演出できます。

 

 

引用:株式会社サンゲツ

 

クロス張りの工事の流れ

 

下地調整 

 

下地のボードの継ぎ目に段差や隙間があったりビスが入りすぎたりすると表面に現れます。段差や穴にパテを塗り込み平らに下地調整します。

 

クロスに糊づけ

糊付け機を現場に持ち込み糊付けとカットします

クロスを張る

へらで空気が入らないように貼り付けします。

 

クロスのメリット、デメリット

 

メリット

 

コストが安い

 

材料が安く、工事も工期が短いので安くできます。

 

種類が豊富

 

色、素材感、機能性など様々な商品から選ぶことができます。

 

手入れが簡単

 

普段の掃除がとても楽でリフォームの際に張り替えもできます。

 

デメリット

 

プリントなので自然の風合いがない

 

ビニールクロスは人工物なので木目や石目やレンガ調のデザインではプリントなので天然の風合いを感じることはできません。

 

シックハウス対策は必要

 

クロスの材料やパテや糊はF☆☆☆☆を使用してシックハウス対策をする必要があります。

 

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