品質一定で効率が高くコスパの良い!
プレハブ軽量鉄骨造の5つの特徴
建築物の構造的な骨組みに鉄骨を用いた建築物を、鉄骨造(S造)と呼びます。
鉄骨造鉄骨は鋼材の厚さによって重量鉄骨と軽量鉄骨の2種類にわかれ鋼材の厚さが6mm未満のものを軽量鉄骨造といいます。
プレハブ軽量鉄骨造について建物の品質を一定に確保できる理由と工事の効率とコスパの関係、注意すべき耐火や断熱性と設計の自由度に関する問題点を解説します。
建築工法の種類!木造、鉄骨造、コンクリート造の3つの工法について
ハウスメーカーの商品開発と工場生産で品質確保
軽量鉄骨造は規格化された材料を工場で生産してから現場で組み立るプレハブ工法によるものが多く、職人の技術に依存しないので、現場での作業負担が少なく、安定した品質を保つことができます。
技術の発達と共に耐震、免振、制震による安全性をテーマにハウスメーカー各社がさまざまな工法を開発して競争して品質を高めています。
工事の効率が良いので建築費用を安く抑えることができる
プレハブ工法は、建築物の一部又は全ての部材をあらかじめ工場で製作し、建築現場で建物として組み立てる建築工法です。
ハウスメーカーによってさまざまな工法がありますが、工場で機械を利用した作業で生産を効率化して大量生産も可能なことから、建築にかかる費用を抑えることができます。
現場においては基礎工事が終わると上屋は工場から運ばれた部材を組み立てるだけなので工期が短くできるので、工事費用や現場管理費用を安くできます。
鉄は熱に弱いので火災には注意が必要
鉄は高熱に弱いため、耐火性が低く耐久性もそれほど高くないので板厚の薄い軽量鉄骨は特に火事の際は建物が倒壊する危険性があります。
軽量鉄骨造は耐火被覆材を使用することで耐火性を持たせることができますがその分費用がかかってしまうということがあります。
鉄骨は熱を通しやすい部材なので断熱工事が重要
鉄骨自体が熱を通しやすいので軽量鉄骨造は木造に比べると断熱性があまり良くありません。
夏は暑く冬は寒くなりがちなため、断熱性を高めるための対策が必要になります。
また内装材や外装材の断熱性をしっかりしておかないと冬場に冷やされた鉄骨の構造体に部屋内部の暖かい湿った空気がふれると内部結露を引き起こすので注意しなければなりません。
間取りの自由度が低く、リフォームは困難
軽量鉄骨は部材が薄く強度が低いので短いスパンで柱もしくは耐力壁が必要になるので間取りの自由度が劣り、間取りに制限がでできます。
構造材が鉄骨なので、リフォームや修繕の工事の際には、溶接作業による火事のリスクを負うことから、後からの施工面では困難なシチュエーションが多くなります。
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