【注文住宅のコストダウンのコツ】知ってるだけで得する知識

住宅購入

理想の家を建てるために、いらないコストを削減して、必要な所に予算をまわそう

 

 

家づくりの中で計画が進むにつれて夢がふくらんで、ついつい「予算オーバー」ということは、よくあることですよね。

 

限られた予算の中で理想の家を建てるために、できるだけコストを削減して、家族のこだわりの部分に予算をあてて、世界に一つの理想のマイホームを手に入れましょう。

 

注文住宅でコストダウンをするためには、計画の段階でコスト削減の工夫することや、コストパフォーマンスの良い建材を選ぶことが大切です。

 

知ってるだけで得する情報

  • 土地選びを失敗すると追加費用が発生する
  • 間取り計画を工夫するとコスト削減につながる
  • 屋根・外壁・内装の建材は安くて維持費のかからない物にする
  • 家の断熱性能を高めると冷暖房の電気代が安くできる
  • トイレや電気設備の選び方でコスト削減する
  • 外構工事など自分でできる工事は注文しない

 

【土地選び】追加費用を出さないコツ

 

 

地盤が悪いと地盤改良で追加費用が発生する

 

地盤が軟弱だと地盤改良や杭工事などの追加費用が発生します。

 

地盤調査のデータがあれば問題なし

 

地盤調査のデータがあればそのデータをもとに地盤が軟弱かどうか判断できます。

 

地盤調査自体にお金がかかるので土地購入前に地盤調査してあるとラッキーです。

 

軟弱地盤を示す地名に注意する

 

水、沼、池、谷、などの水辺や低地に関わる漢字の入った地名は、もともと水辺だったり低地で地下水位が高かったりと水分を含みやすい土の可能性があり、軟弱地盤である可能性があります。

 

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土地に高低差があると整地や土留めの擁壁の費用が発生する

 

土地に高低差があると、土地を水平に整地するための費用や道路より高ければ道路との境にブロックを積んだり階段を作ったりする費用が発生します。

 

敷地への侵入道路が狭すぎないか

 

敷地に繋がる道路が狭すぎると、土を掘るための重機やダンプやレッカーなどが侵入出来ない場合に作業性が悪くなり、工事金額が増えてしまいます。

 

敷地の都市計画をチェックする

 

敷地が防火地域、準防火地域の場合は、火災の場合に備えて防火設備にする必要があるので、玄関や窓を防火仕様のものにしなけばならないので、通常のものより高くなります。

 

【間取り計画】コストダウンのプランニング

 

 

建物の形は長方形よりも正方形の方がいい

 

同じ面積でも正方形と長方形では外周の表面積に違いがでてきます。

 

例えば

 

正方形の場合

間口 8m × 奥行 8m (面積 64㎡) 高さ6m場合

外周の表面積が (8m+8m+8m+8m)×6m (表面積 192㎡)

 

長方形の場合

間口 16m × 奥行 4m (面積 64㎡) 高さ6m場合

外周の表面積が (16m+4m+16m+4m)×6m (表面積 240㎡)

 

比較すると正方形の表面積が192㎡に対して長方形の表面積が240㎡となり正方形よりも48㎡面積が大きくなります。

 

なぜ、表面積でコストに差がでるのか?

 

建築工事は単価×面積で金額が決まります。

 

外周の表面積に関わる外部足場、外壁、壁の断熱工事が、長方形では48㎡面積が大きく、正方形の場合の25%予算が増えることになります。

 

同じ面積なら部分2階建てより総2階建てのほうがいい

 

1階の床面積より2階の床面積が小さい形状を部分2階建て、1階の床面積と2階の床面積がほぼ同じ形状を総2階建てといいます。

 

部分2階建ての場合

1階(面積 84㎡)、2階(面積 44㎡)で延床面積が128㎡

 

総2階建ての場合

1階(面積 64㎡)、2階(面積 64㎡)で延床面積が128㎡

 

延床面積が面積が同じ128㎡の場合でも、部分2階建ては総2階建てより1階の面積が大きくなるので、それだけ基礎工事の予算と土地の予算が増えることになります。

 

廊下を減らす

 

廊下の役割は部屋と部屋をつなぐものなので広い面積が必要ない場所です。

 

建築工事の予算は単価×面積で決まるので廊下の床面積を減らすプランニングを心がけることで少しでも予算を減らすことができます。

 

【屋根】メンテナンス性とコストを重視する

 

 

屋根はシンプルな形状

 

屋根のデザインはいろいろありますがシンプルは形の片流れ屋根や切妻屋根がコストをおさえることができます。

 

屋根の形が複雑になれば材料や手間が増えてコストが高くなります。

 

【屋根形状の種類】7種類の形状についてメリットとデメリットを解説
屋根の形状について、ロフトを作るか、吹き抜けがいるかなど機能的な事や、屋根の材料との相性、将来的なメンテナンスの計画性、雨漏り強いかどうかなどを総合的に考えていくことが大切です。7種類の屋根の形状の特徴とメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。

 

【外壁】メンテナンス性とコストを重視する

 

 

ガルバリウム鋼板外壁を使用する

 

一般的に多く普及されているサイディングを採用するとコストが安くおさえることができますが、サイディングは10年くらいで塗装や目地のシーリングが劣化して塗り替えが必要になります。

 

デザインの種類は少ないですが、サビにくく25年くらいはメンテナンスのいらないガルバリウム鋼板の外壁を採用すると長期的なコストをおさえることができます。

 

【金属サイディング】表面はガルバリウム鋼板なので長持ちします。
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【内装】内装材の素材選びでコストを削減する

 

 

量産品のクロスを利用する

 

クロスは量産クロス(800~1000円/㎡)と1000番台クロス(1000~1500円/㎡)があります。

 

量産クロスと1000番台クロスの材質自体にほとんど違いがないですが、1000番台クロスの方が種類が豊富で機能性を備えた製品もあります。

 

シンプルでどんな内装にもなじみやすいデザインを選ぶのであれば、量産クロスを採用してコストをおさえることがオススメです。

 

【クロス(壁紙)】5種類の素材と工事の流れやメリット、デメリット解説
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【断熱材】安くて性能が良いものを選ぶ

 

 

グラスウールを使用する

 

断熱工事でコストをおさえるには、材料代の安いグラスウールを採用することをオススメします。

 

グラスウールのデメリットは、発泡ウレタンやセルロースファイバーなどの断熱工事が専門の業者が施工を行うのにたいして、グラスウールは大工さんが壁の中に充填します。

 

大工さんが仕様書どおりに丁寧に施工してくれればよいのですが、手抜き工事をされると断熱性能が損なわれるので、しっかり管理してもらえる施工業者に依頼しなければなりません。

 

断熱材
「断熱材」の記事一覧です。

 

窓に廻りついてコストダウンの工夫

 

窓の枚数をなるべく減らして、引き違いを採用する

 

近年、デザイン性の高い細い窓をたくさんつける住宅を目にしますが、引き違いの一般的な窓がコストが安いので、窓の枚数を減らして引き違いをなるべく採用することをオススメします。

 

冷暖房のランニングコストを減らすための工夫

 

また、冷房コストを削減するためには、ガラスに複層ガラスを採用して外からの負荷を減らすことと、通風を確保するために側面の風を取り込みやすい縦滑り出し窓を採用すると自然の通風が確保できます。

 

水回りについてコストダウンの工夫

 

 

水回りを固めて配置するプランニング

 

キッチン、洗面、風呂、トイレなどの水回りは、なるべく近い位置にまとめると給排水の配管の長さが短くなるのでコストダウンに繋がります。

 

給湯器を水回りの近くに配置するとお湯が流れる配管を短くすることができるので、すぐにお湯が供給されてガス代や電気代のコストをおさえることができます。

 

タンクレストイレより、タンク式トイレのコスパが良い

 

トイレはタンク式トイレとタンクレストイレがありますが、両方とも機能は同じでなので、見た目にこだわらなければタンク式トイレのほうがコストダウンできます。

 

タンク式トイレは品物自体がタンクレスの半額以下で手に入る上に、故障した場合にタンクレストイレは全て取り換えですが、タンク式トイレは部分的に交換できるのでメンテナンスも安価で済みます。

 

タンクレストイレとタンク式トイレの違いをわかりやすく解説
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電化製品は家電量販店のほうが得になることも

 

照明器具やエアコン

 

照明器具やエアコンは家電量販店で買った場合の金額を見積しておいて、電気工事の見積書と比較することをオススメします。

 

ただし、照明をつける位置やエアコンをつける位置、室外機を置く位置などをしっかりと伝えて、配線や機器の設置スペースの確保をしておく必要があります。

 

外構工事はなるべく減らして計画する

 

 

庭はDIYで住みながら作る

 

外構工事の樹木の植え付けうや芝生の植え付けは、ホームセンターで買ってきて自分で少しずつ作っていくことをオススメします。

 

庭の仕事はプロの業者じゃなくても簡単にできることが多く、材料のホームセンターで簡単に手に入りますし、作業の手順もYouTubeで検索すれば動画で無料解説してもらえます。

 

住宅メーカーどうしで価格を競合させる

 

同じ条件で相見積もりをとる

 

予算を安く家を建てるには、何にいくらお金がかかるのか?見積書の項目や工事ごとの適正価格を知ることが大切です。

 

適正価格を知るためには、同じ条件で3社から見積をもらって細かく比較しましょう。

 

他の会社より高い工事の項目があれば、なぜ他の会社より高いか質問して、値下げ交渉ができることもあります。

 

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まとめ

 

住宅を建てるうえで予算オーバーしないために必要な3つのこと

 

  • プランニングの段階でコストダウンを考える
  • こだわらないところは、安い建材や商品を採用する
  • 相見積もりをとることで適正価格を知る

 

コストダウンに心がけて、こだわるところにお金をかける!

世界に一つのこだわりのマイホームを手に入れましょう。

 

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