住宅購入前に決めておく4つのポイントと
住宅購入の6つの方法を解説
住宅購入において、たくさんの選択肢があってなにを選ぶべきかわからなくなってしまったり、つい欲を出してしまって予算オーバーしてしまったりします。
住宅購入で後悔しないために、住宅購入前に決めておくとよいポイントとライフスタイルあった住宅購入の方法について解説します。
住宅購入前に決めておくべき4つのポイント
家族構成と将来像を考える
今の家族のライフスタイルと10年後、20年後のライフスタイルは違う
家族構成を考えて、将来子供が思春期になった時にプライバシーが守れる個室を用意しておくことや、自分たちが老人になった時のためにあらかじめバリアフリーに配慮しておくことなど、将来お金をかけてリフォーム工事しなくてもいいように、今から推測できることは家選びのタイミングでしておくとよいです。
住む場所を決める
家選びの前に必ず決めておきたいことは住む場所です。
住む場所については夫婦との話合いの中で1番意見がまとまりにくく、もめる原因になりやすいところです。
住む場所が決まらなければ、土地を探す段階で前に進まない、予算がきまらない、将来のビジョンが想像しにくいということで、スムーズに物事が進まなくなってしまいます。
住む場所のポイント
職場が近い
家族と過ごす時間が長く持てたり、夫婦での家事分担がしやすいといったメリットがあります。
実家が近い
子育てにおいての不安や悩みなどについて、近くですぐに頼れる実家があれば安心して子育てができます。
ライフスタイルに合う場所か
近くにショッピングモールがあって買い物ができる、娯楽施設にすぐ行ける、自然が豊かで子供がのびのびとくらせる、駅近くで都市への交通が便利などのライフスタイルに合う場所選ぶと楽しく生活できます。
予算を考える
住宅購入について考える最も重要なことは予算です。
本来住宅を購入することで幸せな生活を手に入れようとしているのに、住宅ローンに追われて貧しい暮らしをしていては意味がありません。
生活する上で住居より食事や旅行や趣味など他の事にお金をまわしたいのであれば住居の予算を抑えれる建売や中古物件などの購入も視野に入ってきます。
お金をかければかけるほど素晴らしい住環境が手に入るので、欲を出して予算オーバーにならないように、住居にかけてもよい予算を検討して予算に収まるように住宅を選ぶことが大切です。
こだわりの順位を決める
家選びの中ではさまざま選択支がでてきて、いろいろなことを決めていかなければなりません。
夫婦や家族の中でこだわるべき点について優先順位を決めておくことで、家選びの視野が広がります。
こだわる順位の例
予算を安くしたい→マンションより戸建て→手間をかけたくない
安く戸建てを手軽に選びたいなら、建売をオススメします。
場所や近所の家や隣の家に住んでいる人などがある程度決まっていて、値段も注文住宅に比べて格安で内装も外装も出来上がっているので実際に見て選べます。
建売は全ての決まっているので自分で選べないけれども、予算オーバーや思っていたイメージと違うなどの後悔をすることがなく手軽です。
手間をかけて自由につくりたい→マンションより戸建て→予算がある
家づくりを1から家族で作り上げたいなら、注文住宅をオススメします。
土地選びから建物の構造や見た目や機能性や間取りなどすべて自由に計画することができて世の中に一つの家をつくることができます。
注文住宅は全て自分たちの思うようにつくれるけれども、手間やお金がかかり、実際出来上がるまで目に見えないのでイメージと違うなどのトラブルが起きないように、しっかりと打ち合わせをする必要があります。
予算がある→駅近くや市街地で生活したい→戸建てにこだわらない
駅近くや市街地で暮らすライフスタイルならマンションの購入をオススメします。
駅近くや市街地は土地の値段が高いので土地が有効に使えるマンションが多く、通勤や通学の交通手段が豊富で、買い物や娯楽施設や飲食店も近くにあり、すぐに行ける利便性があります。
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建売
建売住宅は、土地と住宅をセットで安く販売しています。
一般的にまとまった土地に区画分けをして住宅を建てて販売する場合、仲介する不動産会社が販売することが多いです。
住宅が完成してから販売するので実際に見て選べることや値段も安く追加工事など追加で費用がかかることがありません。
メリット
- 家と土地を安い値段で購入できる
- 実際に見て選べる
- すぐに入居できる
デメリット
- 同じようなデザインの家が多く個性がない
- 入居前に内見で多くの人が出入りしている
マンション
マンションは人気のある土地に建てられることが多いです。
主に鉄筋コンクリート造(RC)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)などの耐火構造で建てられた高層の集合住宅のことです。
耐震性・耐火性・遮音性に優れていて建物一棟当たりの規模が大きく、共用スペースや付帯設備の機能等についても充実しているものが多いです。
メリット
- 立地がよい
- 資産性がある
- 眺望や採光や通風がよい
デメリット
- 近隣との音やプライバシーのトラブルが不安
- 管理費や修繕積立金や駐車場代がかかる
- 管理規約やリフォームなどの自由度が低い
中古物件
中古物件は売りに出された物件を不動産会社が安く販売しています。
建物自体の価値が低いので安く購入できる反面、メンテナンスなどの費用がかかってしまうリスクを考慮して購入になければなりません。
メリット
- 安く購入できる
デメリット
- 住宅ローン控除、固定資産税の軽減措置、不動産取得税、不動産登記にかかる税の軽減がない
- 住宅瑕疵担保履行法(2008年施行)によって、瑕疵担保責任の補償を受けれない
- 傷や汚れや前のオーナーの痕跡が気になる
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ハウスメーカー
大手の企業が時代のニーズ合わせた家族構成やライフスタイルに合わせた商品を販売しています。
建物の構造や建材などが規格化されているので工事がスムーズに進み工期を短くすることができて、品質基準もマニュアル化されるので安心感が高いです。
パンフレットやモデルハウスが充実していて営業マンが細かく説明してくれるので家のイメージがつきやすいです。
メリット
- 品質が安定している
- パンフレットやモデルハウスが豊富でイメージしやすい。
- ハウスメーカー各社で工法やデザインがたくさんある
- 営業マンのサービスがよい
デメリット
- 値段が高い
- 営業、設計、施工と担当が分かれているので要望が伝わりにくい
- マニュアル化されているので自由度がひくい
工務店
地域密着型の工務店は、構造や建材がマニュアル化されていないので設計の自由度が高く個性的な家をつくれます。
工務店の場合は、設計士の能力、現場管理の能力、職人の技量の良し悪しで建物の品質が大きく変わったり、取引の数量で工事単価の違いがでるので、評判が良くて売れている会社を探すことが大切です。
地元の信頼できる工務店が見つかれば、気軽に個性のある家を安く建てられて、後々のメンテナンスも任せることができます。
メリット
- 設計の自由度が高い
- 地域密着で長期的に付き合える
デメリット
- 工務店の良し悪しの判断がつきにくい
- モデルハウスやパンフレットがない
設計事務所
設計事務所は独創的なデザインの家を設計して、工事に手抜きがないか品質管理までしてくれます。
住宅の建設については設計の難易度が低いのでハウスメーカーや工務店など施工会社が設計まですることがほとんどですが、中規模の建物は設計事務所で設計図を作り設計図をもとに、複数の施工会社に見積もりをとって施工会社を決めて、設計事務所が工事の検査などを行い品質管理をします。
メリット
- 自由度が高く独創的なデザインが可能
- 工事の監理をしてくれるので手抜き工事にならない
- 施工業者を入札できる
デメリット
- 設計から工事をして完成まで時間がかかる
- 設計の段階で料金が発生する
- 設計の段階では工事の金額がわからない
- 設計料が高い
- トラブルがあったときに設計と施工の責任の所在がわかりにくい
まとめ
住宅購入はたくさんの選択肢があって何をえらんでよいかわからなくなったり、欲を出して予算オーバーになったりと、後悔しないために、10年後、20年後の将来を考えて、住む場所や予算を決めて住宅購入についての優先順位を決めて住宅購入の方法を考えることが大切です。
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